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子育てよもやま話~その2~
次男の幼稚園生活で嬉しかったことといえば、必ず思い出すのがお泊り会のこと。
息子の幼稚園では、お泊り会の日、みんなで銭湯に行き、帰り道にお店によってアイスを買って食べるのが伝統で、子どもたちが楽しみにしていた一大行事。
ところが、そんな楽しみな日に限って、子どもって熱を出すんですよね。似たような経験をした方もいらっしゃるのでは?
落胆した息子の横で、園に電話をすると、意外な答えが返ってきたのです。
「もし、薬を飲んで熱が下がっているなら、アイスを食べるところから、連れてきませんか?」
「え?それはご迷惑では?」
「どんなに楽しみにしていたか分かるので、パジャマを着て寝るところまで経験させてあげたいのです。夜中熱が上がったら電話しますので、連絡がつくようにだけしておいてください。」
ご厚意に甘えて、いったんほどいていた荷物を再度まとめて、連れて行ったのでした。
夜11時ころ電話が入り迎えに行きました。そこでもまた、
「朝熱が下がっていたら、朝ごはん食べに連れてきてくださいね。」と。そして翌朝奇跡的に熱が下がり、園で朝食をとらせていただき解散まで過ごすことができました。
この話には、いろいろなご意見があるかもしれません。でも、息子は一生に一度のお泊り会を「参加した気持ち」になって体験できました。息子の気持ちに寄り添って、一生懸命思い出を作ってくれた先生方には、本当に感謝です。
今の時代、不可能なことと可能なことがあるかもしれません。でも、子どもの気持ちを第一に考えることや、子どもにとって大切な経験を逃さないこと。そこにはいつも立ち返りたいと思っています。
これって、根っこになるのは「愛」ですね、「愛」。
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納豆か豆腐か!?
皆さんは納豆も豆腐も同じ大豆を原料にして作られていることをご存じでしょう。
どちらも大豆を柔らかくして作るのですが、納豆は大豆を粒のまんま生かし、豆腐は大豆をすりつぶしてきれいに形を整えて作ります。ところで、皆さんは、日本全国の幼稚園は、幼稚園教育要領に基づいて教育を行うことになっているということをご存じでしたか?
小学校の学習指導要領と同じく、「幼児期にはこういうことを育てましょう!」ということがしっかりと定められているのです。
私が幼稚園に勤め始めて数年の平成元年に、この幼稚園教育要領の改訂が行われました。
それまで以上に子どもたちの主体性が尊重され、自分で考えたり、決めたりすることや、友達と関わりながら遊びを進めることの大切さが強調されるようになったのです。その頃、学級担任だった私は学級だよりの名前を何にしようかと考えていました。
当時、(今もかな?)学級だよりはクラスの子どもたちの遊びや成長の様子を保護者の方に伝える大切なツール!一人一人がのびのびと自分らしく生活できるようなクラスがいいな!
自分のやりたいことや、自分の思いをちゃんと表すことができる子どもになってほしいな!
友達と一緒に遊ぶことが楽しくて仕方がない子に育ってほしいな!クラスの理想を考えながら学級だよりの名前を考えました。そして・・・
『ちびっこなっとう』に決定!一人一人の個性を生かし、子ども同士がねばねばと絡み合いながら、独特のおいしさを作り出していく納豆!すると・・・担任である私はさしずめ納豆菌?
若く、経験の浅かった私は、いい納豆菌になれたでしょうか?今、ぐーなっつに来る子どもたちは、本当に個性豊かなとびっきり大粒の大豆ちゃんたち!
集まっておいで!
経験を積んで、円熟味を増した納豆菌で、最高の発酵をお手伝いしましょう!
みなさん、おいしい納豆を作りましょう! -
丸ごとって大切!
3人の子どもが同時に小学校に在籍していた時があります。
0歳1歳3歳の子どもが大きくなるとこうなりますよね。忙しいなんて通り越してどう生きてきたのか分らない位。
子育てこれでいいのか悩むことばかり…こんな時に声をかけて下さったのが小学校の保健室の先生でした。
話しを聞きながら頷く先生。「それでいいのよ。一生懸命やっている事私が知っているからね」とニッコリ!
丸ごと受け止められているんだなぁ~と安心したことがあります。
いつかは私もそんな風になれたらいいなぁ~。
恩返しできたらいいなぁ~なんて思う今日この頃… -
優しさって・・・
4月から新しい職場。
新しい出会いにドキドキ。
あれもこれも自信のない事だらけ…そして出来ない事だらけ。でも、職員は優しいです。嫌がらず丁寧に教えてくれます。
「M先生、何でこんなに優しいの?」と私。
「逆に何でそんなこと言うの?当たり前だよ。私もそうして貰ったからね。だからかなぁ~」
そうですよね。
人に優しくされた人や子どもは優しくなれるんですよね。わが子への対応大いに反省。疑問形で怒ってばかりいたような…
オヤジになりつつある息子に態度、変えて見ましょうか?出来るかなぁ~
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私の育児を支えてくれた歌!
映画 『天使にラブソングを』ご存じですか?
息苦しい修道院のシスター達の所へ訳ありの女性がやって来て ゴスペル(讃美歌)
の指導をはじめ どんどん上達してお堅いシスターも、はじけてシャウトし盛り上がり周りも元気になっていくと言う映画です。私もやりたい!とミーハーな思いからゴスペルを習いました(ベビーシッター付きの所)
ブラックミュージックが好きだったので リズムやメロディーに乗って気分は『天使にラブソングを』になりきり 楽しく歌っていました。でも家に帰ると 夫は仕事が忙しくワンオペ育児…悩み事など…など・・・
私を取り巻く世界はシスター達の様に息苦しいなぁそんな時 今までメロディーにしか興味がなかったけど 歌うことで歌詞に目が行くようになったのです。
そこには 喜び 安らぎ 希望 力強さ 愛 が満ちていました。ゴスペルには歌うことでブルーな気分の時も何だか元気になってきて 嬉しくなってくる不思議な力があるみたい。
環境は変わらなくても、心の中が変わってきたのかな 歌ってすごい!これからも、私に力を与えてくれたことがらを紹介していきたいと思います。
まずは 『天使にラブソングを』 の中から
『Oh Happy Day!』 聞いてみてください。ハッピーになれますよ! -
自由に描くって素敵!
ぐーなっつに遊びに来ていた子どもが、私たち職員の似顔絵を描いてくれた。
「9人みんなを描く!だって描いてない先生がいたら悲しむから・・・」と先生の名前を言いながら、髪の毛の長さ、口紅の色をクレヨンでていねいに表していた。
9人を描き終え、満足感でいっぱいのように見えた。「うわぁ、いいね。こんなにかわいく描いてくれて嬉しい💛」と声を掛けると
「○子って、絵描くの好きだもん。」とさらっと答えてくれた。服の模様がついたり、ハイヒールを履いていたり、髪色が2色になっていたり・・
描いているうちに、どんどんイメージが広がっていったのかな。
描かれた職員の目は、みんな真丸で笑顔に満ちていた。感じたままにクレヨンを動かし,ニコニコ楽しげに描いていた。
子どもの描く絵って、温かく楽しい気持ちが伝わる。感じたままに、表現するって、素敵だわ。
思いのままに自由に表現できるって、ステキ! -
子育てよもやま話~その1~
私の2人の息子たちは、とうに成人を過ぎ、おっさんの域に足を踏み入れているけれど、幼いころには、たくさんの喜びや笑いを与えてくれたなあ~とこどもの日を前に思い出した。
辛かったこともいろいろあったはずなんだけど、歳とともに思い出すのは、大笑いしたことばかり。笑うが勝ちだな。と思ったりする。
息子が3歳の誕生日を迎える少し前。
私「誕生プレセント、何ほしい?」
息子「スリッパ!」
私「どうして?」
息子「だって、足の裏にゴミがつくから。」
仕事をしながらの子育てで、掃除機かけもさぼり気味だったからなぁ。
願いをかなえて、赤いかわいらしい子供用スリッパをプレゼントした。掃除機は、その後も、まめにかけることはなかったなぁ(笑)
ちなみに独立した息子の部屋は、ほこりだらけ。親に似て。
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餃子を作りながら考えたこと
今日夕食に餃子を作った。
野菜を切ってひき肉と混ぜ合わせ、ニンニクやショウガをこれでもか!というくらいみじん切りにしてたっぷり入れた。
ぐーなっつが始まって1か月、ちょっと疲れた体に刺激的なくらいにたっぷり。ついでにコチジャンと醬油もちょっと多めに入れて味をしっかりつけた。ビールによく合いそう!
餃子を包みながら考えた。
なんで餃子ってこんなにおいしいのだろう?餃子って好きな人は多いけど、絶対に嫌い!っていう人少ないんじゃないかな?
ひき肉だからかな?
野菜はにら、ネギ、キャベツ、白菜、なんでも会うよね。私はキノコやなすびを刻んで入れちゃうこともある。でも、エビ餃子っていうのもある!
それはそれでおいしい。
じゃあ皮がいいのかな?
あの丸い皮に包んだらなんでも餃子になっちゃう。そしてどんなものを包んでも間違いなくおいしい!肉やエビだけでなくチーズやトマトを包めばピザ風にもなる!
う~ん!
秘密はあの丸い皮かも!
そうだ!ぐーなっつも餃子の皮のような存在になりたい!
どんな子も、どんな大人も優しく包んでその中身の個性を最大限に引き出してあげられる!ぐーなっつに来た人みんな、絶対にあったかく包んであげる!
一緒においしい餃子になろう!